おしらせ

冬の知覚過敏対策完全ガイド|寒さで歯がしみる原因とセルフケア

なぜ冬になると歯がしみるのか

冷たい水を飲んだり、冷たい空気を吸い込んだりしたときに、歯がキーンとしみることはありませんか。これが知覚過敏です。歯の表面を覆っているエナメル質の下には、象牙質という組織があります。この象牙質には無数の細い管(象牙細管)が通っていて、普段はエナメル質がバリアになって刺激から守っています。

ところが、強すぎる力での歯磨きや歯ぎしり、加齢などでエナメル質が削られたり、歯茎が下がって象牙質がむき出しになると、外からの刺激がダイレクトに神経へ伝わってしまうんです。

冬場は特に要注意。寒い外気にさらされると、歯は温度変化に敏感に反応します。さらに寒さで血行が悪くなると歯茎の状態も悪化しやすく、40代以降の方は歯茎が下がりやすいこともあって、より症状を感じやすくなります。

今日から始められる冬の知覚過敏対策

まず簡単にできるのが、歯磨き後のうがいを「ぬるま湯」に変えること。冷たい水だと刺激が強すぎるので、温かめの水を使うだけでだいぶ楽になります。

歯磨き粉選びも大切です。知覚過敏用として売られている製品には、硝酸カリウムやフッ素といった有効成分が入っています。使うときのコツは、少量を歯ブラシにつけて優しく磨くこと。そして、磨いた後のうがいは軽めに。しっかり流しすぎると、せっかくの成分が流れてしまいますから。

飲み物や食べ物にも気を配りましょう。冷たいビールやアイスは象牙質を直撃します。冬なら温かいスープやホットドリンクを選ぶ方が、歯にも体にも優しいですよね。

外出時はマスクが意外と効果的。冷たい空気が直接歯に当たるのを防げます。それから、冬は空気が乾燥するので口の中も乾きがち。唾液には歯を守る働きがあるので、加湿器を使ったり、こまめに水分をとったりして、口の中の潤いを保ちましょう。

歯茎を健康に保つことも忘れずに。ビタミンCやビタミンDは歯周病対策にもなります。みかんやキウイ、ヨーグルトなど、普段の食事に取り入れやすいものばかりです。乳酸菌は口の中の環境を整えてくれるので、これも一石二鳥ですね。

歯医者さんでできること、家でできること

症状が続いたり、悪化してきたら、我慢せず歯医者さんへ。象牙質が露出している場所を見つけて、それに合った治療をしてくれます。実は知覚過敏の裏に歯周病や噛み合わせの問題が隠れていることもあるので、きちんと診てもらうことが大事です。

自宅でのケアなら、知覚過敏用の歯磨き粉と柔らかめの歯ブラシのセットが基本。硬い歯ブラシでゴシゴシやるのは逆効果。歯も歯茎も傷めてしまいます。

生活習慣の見直しも効いてきます。ストレスが溜まっていると無意識に歯を食いしばっていることがあるし、寒いと体に力が入って食いしばりやすくなります。意識してリラックスする時間を作ること。それから、カルシウムやビタミンをしっかり摂って、歯と歯茎の土台を丈夫にしておくことです。

「ちょっとしみるだけ」と放っておくと…

軽く考えがちですが、知覚過敏を放置するのは危険です。象牙質がむき出しのままだと、どんどん刺激を受けやすくなって痛みが強くなっていきます。虫歯や歯周病にもつながりやすい。痛いからと歯磨きがおろそかになると、歯垢が溜まって歯周病のリスクが上がる悪循環に陥ります。

冬は風邪もひきやすい季節ですから、歯の健康も体全体の健康につながっていると考えた方がいいでしょう。
口の中が乾燥して、唾液による自浄作用が弱まるので注意が必要です。

定期的に歯医者さんでチェックを受けていれば、知覚過敏の原因も早めに見つかるし、虫歯や歯周病の予防にもなります。冬は冷たい空気で症状が悪化しやすいので、ちょっとでも違和感があったら早めに診てもらいましょう。

一覧を見る