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夏バテで歯磨きサボってない?暑さが口に与える意外なダメージと簡単対策法

まだまだ暑い日が続きますが、夏バテなどされていないでしょうか。
今回は夏バテと口腔ケアのお話です。

夏の暑さが口の中に与えるダメージとは

夏になると体がだるくて歯磨きをサボってしまう、そんな経験はありませんか?実は、夏バテは体調だけでなく、お口の健康にも大きく影響するんです。疲れから歯磨きが雑になったり、食欲がなくて栄養が偏ったりすると、虫歯や歯周病になりやすくなります。

特に問題なのが、免疫力の低下と唾液の減少です。夏バテで体が弱ると、口の中の悪い菌が増えやすくなります。さらに、暑さで脱水状態になると唾液も少なくなってしまいます。唾液には菌をやっつける力や歯を守る働きがあるので、これが減ると虫歯や口臭がひどくなってしまうのです。

それに、夏といえば冷たいジュースやアイス!でも、これらを食べすぎると歯がしみたり、糖分で虫歯になったりする原因になります。暑いからといって甘い飲み物ばかり飲んでいると、後で後悔することになりかねません。

口の健康を守る夏の食事術

では、どんな食べ物を選べば口の健康を守れるのでしょうか?

まず大切なのは、栄養バランスです。豚肉やレバー、大豆製品に含まれるビタミンB群は、口の粘膜を元気にして口内炎を防いでくれます。牛乳やチーズ、小魚のカルシウムは歯を丈夫にする効果があります。野菜や果物のビタミンCも、口の中の健康維持には欠かせません。

唾液を出すコツもあります。梅干しやレモンを見ただけで唾液が出てくる経験、ありますよね?酸っぱいものを食べたり、人参やセロリなど硬めの野菜をしっかり噛んだりすると、自然と唾液がたくさん出てきます。ガムを噛むのも効果的です。

水分補給も忘れてはいけません。ただし、ジュースや炭酸飲料ではなく、水やお茶を選ぶのがポイント。一気にがぶ飲みするより、ちょこちょこ飲む方が体にも口にも優しいです。

運動と睡眠も実は口の健康に関係しています。軽い運動で血行が良くなると免疫力もアップして、口の中の健康も保たれます。ただし、暑い中での激しい運動は逆効果なので、無理は禁物です。夜更かしも唾液の分泌を悪くするので、しっかり眠ることが大切です。

今日からできる!お家での口腔ケア

毎日の歯磨きは基本中の基本ですが、夏バテで疲れているとつい手抜きになりがちです。でも、ここで手を抜くと後が大変。毎食後、特に夜寝る前は時間をかけて丁寧に磨きましょう。食後すぐではなく、30分ほど待ってから磨くと歯に優しいです。フッ素入りの歯磨き粉を使うと虫歯予防効果がアップします。

歯ブラシだけでは取れない汚れには、デンタルフロスが活躍します。最初は面倒に感じるかもしれませんが、慣れてしまえば簡単。特に夏バテで免疫力が落ちている時は、細かい部分の汚れもしっかり取り除きたいものです。

マウスウォッシュも便利なアイテムです。殺菌効果で口臭予防にもなりますし、口の中がさっぱりします。ただし、アルコールが入っていないタイプの方が刺激が少なくて使いやすいかもしれません。

口の中が乾燥しないよう、水をちょこちょこ飲んだり、よく噛んで食べることを心がけましょう。クーラーをよく使う人は、部屋の湿度にも気を配ると良いです。

年代別!家族みんなの口腔ケア

お子さんの場合
暑いためアイスやジュースが増えがちですが、虫歯の元になるので注意が必要です。食欲がない時でも、歯や骨を作るカルシウムやビタミンDは意識して取らせてあげてください。歯磨きを嫌がる子には、一緒に磨く時間を作って習慣づけることが大切です。

お年寄りの場合
もともと唾液が少なくなりがちな上、夏バテでさらに口の中が乾きやすくなります。歯周病や口臭が悪化しやすいので、水分補給はこまめに。唾液を出すガムを噛んだり、フロスやマウスウォッシュを使ったりして、いつも以上に丁寧なケアを心がけましょう。

家族全員で取り組もう
朝と夜、家族みんなで歯磨きタイムを作ってみてはいかがですか?お互いに声をかけ合うことで、面倒な口腔ケアも楽しい習慣に変わります。食事の時も「よく噛んで食べよう」と声をかけ合えば、自然と口の機能も鍛えられます。

まずはここから始めよう!

難しいことを一度に全部やろうとすると続きません。まずは簡単なことから始めてみましょう。

水を持ち歩いて、気がついた時にひと口飲む。歯磨きの時はフッ素入りの歯磨き粉を使う。夜寝る前にフロスを使ってみる。アイスやジュースを控えめにして、代わりに果物やお茶を選ぶ。

これだけでも、夏の口腔トラブルはぐっと減らせます。家族みんなで「今日は水をたくさん飲めたね」「歯磨き頑張ったね」と声をかけ合いながら、楽しく続けていきましょう。

暑い夏を健康な口で乗り切れば、美味しい秋の味覚も存分に楽しめるはずです。今日から始めて、家族みんなで健康に残暑を乗り切りましょう。

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