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冷たいものがしみる!知覚過敏の原因と今すぐできる対策法

冷たいものを飲むと歯がしみる…これって普通?

アイスクリームを食べたり、冷たいジュースを飲んだりした時に「痛っ!」となった経験、誰にでもあるのではないでしょうか。でも、毎回のようにしみるとなると、これはちょっと心配になりますよね。

実は、これが「知覚過敏」という症状なんです。
歯を守っているエナメル質が薄くなったり、歯茎が下がったりして、本来なら隠れているはずの歯の内側部分が外に出てしまうんです。そうすると、冷たいものや甘いもの、酸っぱいものが直接触れて「キーン」としみるわけです。

虫歯と勘違いしやすいんですが、虫歯は常に痛むのに対して、知覚過敏は何かを口にした瞬間だけしみるのが特徴。30代以降に増えてくるのは、年齢とともに歯茎が下がってくるからなんですね。

どうして知覚過敏になるの?

一番多いのが、歯磨きで力を入れすぎてしまうケース。歯をきれいにしようと思って一生懸命磨いているうちに、実は歯の表面を削ってしまっていることがあるんです。硬い歯ブラシでゴシゴシやるのは特に危険ですね。

それから意外と多いのが、ストレスによる歯ぎしりや食いしばり。仕事や人間関係でイライラしていると、知らないうちに歯を強く噛み締めて、エナメル質をすり減らしてしまうことがあります。

普段の食生活も関係してきます。コーラやワイン、オレンジジュースなど酸っぱいものを頻繁に摂っていると、歯の表面が溶けやすくなります。「体に良いから」と酢を毎日飲んでいる人も要注意です。

自分でできる対策はある?

歯磨きのやり方を変えてみる

まず、歯ブラシは柔らかめのものに変えましょう。そして、力を入れずに優しく磨くこと。歯ブラシを鉛筆を持つように軽く握って、小刻みに動かすのがコツです。横にゴシゴシではなく、くるくると円を描くように磨いてみてください。

知覚過敏用の歯磨き粉を試してみる

ドラッグストアで売っている知覚過敏用の歯磨き粉、結構効果があります。使い続けることで、だんだんしみにくくなってくる人が多いです。すぐには効果が出ないので、1~2ヶ月は続けてみてください。

食事の後の過ごし方を見直す

酸っぱいものを食べた後、すぐに歯を磨くのは実はNG。口の中が酸性になっているときに歯磨きすると、余計に歯を傷つけてしまいます。30分くらい待ってから磨くか、水でうがいをして酸を薄めるだけでも全然違います。

ストレス発散も大切

歯ぎしりの原因となるストレスをため込まないよう、自分なりの発散方法を見つけましょう。散歩でも読書でも、何でもいいんです。夜中の歯ぎしりがひどい人は、マウスピースを作ってもらうのも手です。

歯医者さんでの治療ってどんなもの?

セルフケアでも改善しない場合は、歯科医院で相談してみましょう。フッ素を塗って歯を強くしたり、歯の表面に薄いコーティングをして刺激を和らげる治療があります。

ひどい場合は、神経を保護する治療や、噛み合わせを調整することもあります。「たかが知覚過敏」と思わずに、気になったら早めに診てもらうのが一番です。

予防するにはどうすれば?

何より大切なのは、定期的に歯医者さんでチェックしてもらうこと。虫歯や歯周病の早期発見にもつながりますし、自分では気づかない歯の変化も教えてもらえます。

普段の食事では、牛乳やチーズ、アーモンドなどカルシウムの多いものを意識して摂るようにしましょう。歯を強くする助けになります。

知覚過敏は、一度進行してしまうと元に戻すのが難しいもの。だからこそ、今のうちから予防を心がけることが大切です。毎日の歯磨きを丁寧に、食生活に気をつけて、ストレスをため込まないようにする。これだけでも、かなりリスクを減らせるはずです。

もし今、歯がしみて困っているなら、我慢せずに歯医者さんに相談してみてください。適切なケアで、美味しい食事や飲み物を心配なく楽しめるようになりますよ。

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