おしらせ

QOL(クオリティ オブ ライフ)について考えましょう

近年医療の世界ではQOLについて考慮する事が増えています。
QOLとは Quality of Life の頭文字から作られた言葉で、日本語では「人生の質」とか「生活の質」と書きます。

QOLについては様々な立場から、色々な定義や要素が語られますが、おおざっぱに言えば「その人がやりたい事が心置きなく出来る状態」が「質が高い」と考えられています。

歯科医師の立場から言えば、
 ・食べたいものが食べられる
 ・人前で口を開ける事が気にならない
 ・口腔内の病気について心配がない
といった事が考えられます。

逆に言えば
 ・固いものが食べられない、冷たいものが染みる
 ・口臭や歯並び、歯の色が気になって人前で口を開けられない
 ・歯周病や歯茎の健康が気になって食事が楽しめない
という状態であれば、QOLが低下していると言えるでしょう。

では、治療すれば良いのでしょうか。

実は、治療したからQOLが回復するとは限りません。
 ・入れ歯を入れたけど、日々の手入れが面倒だし、煎餅なんかはすき間に入るから食べられない
 ・治療にすごくお金がかかった。おかけでアレを買うのをあきらめた…
みたいな事があると、QOLは下がったままになってしまいます。

QOLを高くしたり、高い状態を維持するにはどうすれば良いでしょう。

どんな医療でも同じ原則がありますが、歯科の場合も例外ではありません。
 早期発見・早期治療
ですね。

症状が軽い、または出る前に早期発見できれば、治療の効果も高くなりますし、費用も少なくなります。
少ない費用と短い期間で治療が終われば、治療後も以前と同じ生活が出来き、QOLは下がりません。

日々の口腔ケアと定期的な歯科検診で、QOLの低下を防ぐようにしましょう。

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