北海道河東郡音更町緑陽台仲区11-2 TEL 0155-31-7200
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歯磨き剤や洗口液の配合成分の一つとして「フッ素(正確にはフッ素化合物)」があります。
このフッ素はどのような効果を持ち、その効果を生かすために、何か気を付ける事はあるでしょうか。
以前、あるTV番組で卵を酢に入れたら多数の気泡が発生し、殻がボロボロになるという実験が紹介されていました。
酢の酸によって、卵の殻の主要成分である炭酸カルシウムが溶けてしまうため、ボロボロになってしまうのでした。
ここで、フッ素を含む歯磨き剤を塗った(塗った歯磨き剤が見えなくなる程度に洗った)卵を使うと、こちらは気泡が全く発生せず、全然溶かされません。
フッ素にはコーティングする効果があり、それによって卵は酢の酸から守られたという事です。
歯についても同様で、虫歯は酸によって引き起こされるため、フッ素が配合されている歯磨き剤や洗口液を使うことで、虫歯になりにくくなる訳です。
では、この効果を生かすには、何に気を付ければ良いでしょうか。
フッ素の虫歯予防効果は、
歯を強くする
のではなく、
歯を酸から守るコーティングを行う
という点にある事から、導けます。
フッ素が配合されている歯磨き剤などでは、歯磨き後のすすぎについて1回程度を勧めている事が良くあります。
すすぎ自体不要と言う説明をされるケースもありますが、少量(10~15ml程度)の水で1回すすぐと、より効果的だとされています。
大量の水で何度もすすぐと、フッ素の効果が減少したり、失われるので、気を付けましょう。