北海道河東郡音更町緑陽台仲区11-2 TEL 0155-31-7200
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高齢者の口腔ケアの重要性
口腔ケアは高齢者の全身の健康を守るために欠かせません。歯垢を取り除けば口の中の細菌が減り、口臭や炎症を防げます。唾液もよく出るようになって、味もしっかり感じられるようになります。
何より大切なのは、誤嚥性肺炎を予防できることです。飲み込む力が弱くなった高齢者にとって、口の中の細菌をきちんと管理することが命を守ることにつながります。
年を重ねると、唾液が減って口が乾きやすくなったり、入れ歯が合わなくなったり、歯周病や虫歯になりやすくなります。毎日きちんとケアすれば、こうしたトラブルを防いで食事を楽しめますし、口臭も気にせず人と会えるようになります。
基本的な口腔ケアのやり方
高齢者が歯を磨くときは、柔らかめの歯ブラシでやさしく磨きましょう。力を入れすぎると歯茎を傷めてしまいます。歯の隙間や歯茎との境目は汚れがたまりやすいので、一本ずつていねいに磨いてください。食後30分以内に磨くのがベストです。
歯ブラシは柔らかい毛のものを選び、手の力が弱い人には電動歯ブラシもいいでしょう。歯間ブラシも使うと効果的です。口が乾きやすい人には保湿ジェルやマウススプレーがおすすめ。入れ歯は専用の洗浄剤できれいにしましょう。
歯磨きが難しければ、うがい薬で口をすすいだり、濡らしたガーゼで歯や歯茎を拭くだけでも違います。ガムを噛むのも唾液が出やすくなっていいですね。
人によっては「ガムは虫歯になる」と古い知識を持っている方もいらっしゃるかもしれません。その時は虫歯予防になるガムを用意し、お菓子ではない事を説明するようにしましょう。
誤嚥性肺炎を防ぐ工夫
誤嚥性肺炎を防ぐには、毎日の歯磨きで歯垢をしっかり落とすこと。歯だけでなく、舌や頬の内側もやさしく磨いてください。
食事はゆっくりよく噛んで食べましょう。食べ物の大きさや硬さにも気をつけて。食後はすぐに横にならず、30分くらいは体を起こしておくと安全です。食後の口のケアも忘れずに。
姿勢も大事です。背筋を伸ばして軽く前かがみになると、食べ物が気管に入りにくくなります。水分はこまめに取って、口や喉を潤しておきましょう。
口の機能を高める体操
舌を前に出したり引っ込めたり、舌で頬の内側を押したり、歯をなぞったり。こうした簡単な体操を1日3回、10回ずつやるだけで舌の筋肉が鍛えられます。
唾液を出しやすくするには、耳の下や顎の下をやさしくマッサージするといいですよ。噛む力や飲み込む力をつけるには、左右バランスよく噛むことを意識して。
「パ、タ、カ、ラ」と繰り返し声に出す「パタカラ体操」も効果があります。
毎日続けるコツ
朝昼晩の歯磨きも、電動歯ブラシや洗口液を使えば楽になります。
さらに歯磨きに加えて、食後のうがいも始めてみましょう。
好きな味の歯磨き粉を選んだり、カレンダーに記録をつけたりすると、続けるのが楽しくなります。
家族や介護する人の協力も大切です。できることは自分でやってもらい、難しいところだけ手伝う。そうすれば本人の自信にもつながります。
口のケアを家族みんなの健康習慣として、無理なく続けていきましょう。
