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免疫力低下が歯周病を招く!知らないと怖い口腔と全身の健康リスク

免疫力と歯周病の関係

免疫力というのは、体に入ってくる細菌やウイルスをやっつけて、健康を守ってくれるシステムのこと。実は口の中も例外じゃなくて、歯周病菌から歯茎を守るのに免疫の働きが欠かせないんです。

ところが免疫力が落ちてくると、体の抵抗力が弱まって感染症にかかりやすくなります。歯周病も同じで、免疫が低下すると歯周病菌がどんどん増えてしまう。すると歯茎が腫れたり、歯周ポケットが深くなったりして、最悪の場合は歯を支える骨まで溶けてしまうこともあるんですね。

普段は免疫力が歯周病菌をうまく抑えているんですが、この抑えが崩れると炎症が起きて歯周病が進んでしまいます。しかも歯周病の影響は口の中だけにとどまりません。
口臭がひどくなったり虫歯が増えたりするだけでなく、糖尿病や心臓病といった全身の病気のリスクまで高まってしまう。歯を失えば食べ物をうまく噛めなくなり、栄養不足で免疫がさらに落ちるという悪循環に陥ってしまいます。

免疫力低下が引き起こす歯周病の症状

免疫が落ちると、真っ先に歯茎が腫れたり出血したりします。歯を磨いていて血が出るようなら、歯周病の初期サインかもしれません。放っておくと歯茎が下がってきて、歯と歯茎の間に深いポケットができる。そこに食べかすや菌が溜まって、さらに悪化していくわけです。
歯がグラグラしたり痛んだりして、食事も楽しめなくなってきます。

もっと進むと、歯を支えている骨が溶け始めます。一度溶けた骨は元には戻らないので、最終的には歯が抜けてしまう。
それだけじゃありません。歯周病菌が血液に乗って全身を巡ると、糖尿病や心臓病、さらには認知症のリスクまで上がることが分かっているんです。

免疫力低下を防ぐ生活習慣

免疫を保つには、やっぱり食事が大事。全粒粉のパンや玄米、色の濃い野菜、納豆やヨーグルトといった発酵食品、海藻、きのこ類なんかを食べると免疫力が上がります。これらの食材は歯や歯茎を丈夫にする栄養もたっぷり。逆に砂糖や油っこいものを食べ過ぎないよう気をつけましょう。

それから睡眠。寝不足が続くと免疫がガクッと落ちます。毎日同じ時間に寝て起きる習慣をつけて、寝る前にスマホをいじるのは控えめに。お風呂は寝る2~3時間前に入っておくと、リラックスしてぐっすり眠れますよ。

運動も忘れちゃいけません。散歩や軽いジョギング、ヨガなんかで体を動かすと血の巡りが良くなって、免疫力アップにつながります。ストレスも免疫の大敵なので、笑ったり好きなことに没頭したりして、心も体もリラックスする時間を作りましょう。

タバコは最悪です。歯茎の血流を悪くして、免疫をガクンと下げてしまう。禁煙すれば歯茎の状態が改善されます。お酒の飲み過ぎも免疫を落とすので、ほどほどにしておくのが賢明です。

日々できる歯周病予防のケア

歯磨きの基本は、歯ブラシを歯と歯茎の境目に45度に当てて、優しく細かく動かすこと。ゴシゴシ力を入れすぎると歯茎を傷めるので注意してください。寝る前はしっかり磨いて、デンタルフロスや歯間ブラシも使えば完璧です。

どんなに丁寧に磨いても、自分じゃ取れない歯石があります。歯石は歯周病菌の住処になるので、歯医者さんで定期的に取ってもらわないといけません。初期の歯周病は自覚症状がほとんどないから、3~6ヶ月に一度は検診を受けて、プロの目でチェックしてもらいましょう。

最近は歯周病ケア専用の歯磨き粉や、殺菌効果のあるマウスウォッシュ、電動歯ブラシなんかもたくさん出ています。こういったグッズをうまく使えば、免疫が落ちていても歯周病菌の繁殖を抑えられます。

2階の口腔ケア用品コーナーでは、様々なケアグッズを扱っていますので、ご相談ください。

歯周病は気づかないうちに進んでいることが多いんです。ひどくなると歯や骨がダメージを受けて、歯を失うことにもなりかねません。でも早く見つければ進行を止められる。
歯医者さんは健康を守るパートナーだと思って、定期的に通うことをおすすめします。口の健康は体全体の健康につながっていますから。

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